Kポオタ、初めての宝塚
行ってきました。
生まれて初めての宝塚。
「宝塚1回見てみたいな〜」
誰もが思った事あると思います。私もです。
でもなんだか敷居が高いイメージ。宝塚といえばベルばら。ベルばら次にやる時行くか!と思いつつ時間だけ過ぎていく、そんな感じでした。
数ヶ月前から帝国劇場にチケット引取に行ったりシャンテに行ったりと劇場付近をウロウロしてたんですよね。それでポスターを見て壬生義士伝やるのか…美しいなメイクめっちゃ綺麗…食聖を見てこれが宝塚で聞くトンチキって奴か…なんて思ってたんです。
宝塚に本格的に興味を持ち出したのはそう、エリザベートから。
エリザベートを演じられた花總まりさん、愛希れいかさん、ゾフィーを演じられた剣幸さん、涼風真世さん、香寿たつきさん。全員元宝塚トップ!
マデレーネ様の美麗たん。えっ、やばい。宝塚ってヤバくないですか??お花さまもちゃぴも宝塚でエリザベートやってて、涼風真世様は東宝版でエリザベートやってる?!
宝塚のエリザベートも見たいっ!!
FNS歌謡祭は東方神起とSixTONESが出ていたので見ていたんですけど宝塚雪組USAコラボはスルー(見るべきだった)
エリザベートに絶賛ハマり中だった私は城田優トート京本大我ルドルフが揃っているのに望海風斗さんと山崎育三郎Wルキーニで闇が広がる??なんでなんでなんでどうかしてるよ!と思ってました。
闇が広がるは実際堪能した訳ですが…望海風斗トートヤバいな…育三郎の思うルドルフはそういう感じですか…トートに付け入られるわそら…録画して何度も何度も見てました。
でも2人でノリノリのキッチュも見たかったよ!!
貴重なチケットをお譲りいただきまして(おけぴありがとう!)FNSの闇が広がるを聞きながら劇場に向かいます。
このちょっと前から宝塚について調べ始めたんですけど宝塚ってお金掛かるイメージじゃないですか?B席3500円B席16列*12500円からあるんですよ?2500円なんて飲み会1回よりも安いよ??
この時点の私の知識としてはトップが望海風斗さんでTwitterで話題になっていた朝美絢さん本当に顔が美しすぎるな…USA見たぞ!皆脚が長い!雪組は和物が得意。
壬生義士伝昔映画化してたよな…。内容は知らないけど浅田次郎作品。新選組だけど有名な人が主人公ではない。いつもの観劇用双眼鏡持参(8倍)というレベル。
劇場の前に到着すると私が見た事のない風景が広がっていました。
人が沢山。白い紙を掲げて列が出来ている??そこから入って行く人がいる?
紙を良く見るとジェンヌさんのお名前が書いてあり。横目に見つつ劇場に入りました。後から調べた所ジェンヌさんの会(私設ファンクラブ)で会に入ってチケットを取っている方はそこからチケットを貰い入るのだそう。
チケットもぎると思って先に折ってたんです、がQRコードをピッとしてそのまま入場。もぎらない。えっ最先端…。チケット折りたくないなって人がいたら前もって折らなくて大丈夫です(色々パターンがあるらしいのですが)
大階段、赤い絨毯。エレガントな別世界が広がってます。床がふかふか。とにかくふかふか。
ピアノがあって自動演奏している…!
ふかふかを堪能したかったのでエスカレーターではなく正面の階段から上に上がりました。
一階席なのに三階まで上がります。二階席とは四階席。細かい事は気にしない。
一応普段の観劇スタイルで行ったのですがカジュアルな格好の方もいて男性はポロシャツとか、そんなに気を張らなくても大丈夫です。
「皆様、本日はようこそ……」これが噂に聞くトップスターの公演前アナウンス!えっ最高!
よーし、和の世界に入るぞ。和の世界、宝塚の和の世界。いよいよ幕が上がります。
♫♪〜♬♫〜♪♪♬〜〜♫
オペラ!???!?
和の世界のつもりでいたのでいきなりずっこける私。
鹿鳴館の現代シーンから始まり振り返る形の構成になっていたのでオペラから始まったんですよね。
ゴージャスな雰囲気、ドレス綺麗〜
…男役さんは女の人が演じてるって感じかな…この世界に入り込めるかな…
そこへ響く低い声。
斎藤一登場。
朝美絢さん!
場の雰囲気がガラッと変わります。
いや私新選組が出てくる作品小説では7割方、映像化とゲームではほぼほぼ斎藤一が好きなんですよ。(リアルだと永倉新八が好きだったりする)それを朝美絢さんが演じるなんて最高だなと思ってたんです。
えっ男らしいカッコいい…警察制服の斎藤一最高…声が太くて男くさい…何よりカッコいい…
私この世界に入りこめる。ここで確信しました。
鹿鳴館で吉村の話を語る形で過去パートが始まります。
ソロで歌が始まってこの人歌上手いな後で名前調べようなんて思いつつ聴いていたんです
、、、、、、、この歌声はトート様だああああああ
貴方が!望海風斗さんですね!!
だって上手端のセリからトップの方が出てくると思ってなかったんで!
最初吉村と大野どっちかが主役だ…でもわからない…だったのが新選組のシーンに入る頃には見分けられるようになりました。
新選組のシーン!全員集合!ダンス!カッコいい!
土方歳三「面倒くせえ」(男くさい)
斎藤一の美しさ!!
吉村って異質なんですよね、新選組の華やかなエネルギーに溢れる中で。田舎訛りでヘラヘラしてて、斎藤にあいつムカつくから斬ってやろうって思わせるような。でも剣の腕はピカイチ。色んな所をちゃんと見てる。
切腹からの介錯シーン、宝塚で首が転がるのか…?どうなるんだ…??ちゃんと上手い具合に演出されておりました。
お団子を食べるシーン皆仲良すぎないですか?ある一角がフューチャーされる場面後ろでする芝居の難しさ知ってるよ…凄い…斎藤と沖田にときめくやんこれ…
吉村が自分のおにぎりを食べないで斎藤に渡して、食べた後で吉村が食べてない事に気付いてブチギレ斎藤。自分が何かをされた訳じゃないのに怒るんですよ斎藤が。不器用ですねはい好きです。死にたいと言っていた斎藤一が吉村と接する事で変わっていく、吉村との傘のシーン殺陣…暗殺…斎藤一何粒も美味しい役…
20両のシーンで笑いが起きるのをあそこは涙のシーンだというのを見たんですけど、もし狙いが笑いではないなら笑いが起きている時点で演出を変更していると思うので合っていると思うんです。吉村の心を感じるのは自由だけど。吉村は実際こんな風に周りには何も悟られなかったんだろうなあと
後から宝塚カフェブレイクを見て知ったのですが5両ずつ出せ!からはアドリブなんですね。「お前ら5両ずつ出せ!」「斎藤さんってケチなんですね!」「はっ!?お前ら10両ずつだ!!」「ケチーー!!」こんな感じだった。みんなまるっとカワイイ保護です。
望海風斗さんは笑顔に色々な感情を込められる方で吉村の笑い方っていうのがあるんですよ、裏に隠してる感情っていうか…素晴らしい役者さんだあ
吉村の大野と再会してから。あんな展開になると思っても無かったので…
その上で2人の想いが…おにぎり作ってボロボロの刀で…
気付いたらポロポロ泣いてました。涙が止まらなかったです。周りの客席も泣いてるのがわかる…今も書きながら思い出してぐすぐすしてます。
こんなに入り込ませてくれた事に感謝。
反省点は知識なく挑んだので真彩希帆さんの二役に全然気が付かなかった…
一幕が終わって気持ちを立て直し劇場探索へ。宝塚関連のフライヤーが充実してる、クリアファイル持ってくるんだった…パンフレットもここで売ってるんだ…お菓子もある…練習風景の動画が流れてるぞ??一通り見て和服でお稽古するんだなあ…ふと見ると喫茶コーナーが。公演ドリンクがある??公演デザートだと?とってもとっても気になったのですが時間が迫ってきていたので席に戻りました。
『Music Revolution!』が始まります。
一曲もわからないし大丈夫かなと思ってたんですが、心配無用。曲がわからなくても楽しめます。クラシックのカノンとか何曲か知ってる曲もありました!
Music Revolution!はカッコいいショー!
JAZZはどうだい?
こういう衣装も好きだろ!?
階段使って踊るぜ?!
という感じで
フラメンコ…軍服…燕尾服!!どんどん新しい別世界に変化していって新しい物で頭をぶん殴られているようなそんな世界でした…
Music Revolution!
朝美絢さんカッコいい…気がつくとあーさを目で追ってる…あーさ歌えるじゃないですか…黒髪オールバック…赤の軍服似合いすぎ!!男くささが増してる…どういう事…顔が美しいああ…ウインク!!
私の席からだと角度が無くてわからなくて、前に出てきたら拍手が起きてたので拍手してたんですけどオーケストラの前に通路があって、銀橋というんですね!
銀橋に出てきた凪七瑠海さん!えっ松本先生だった凪七さん?めちゃめちゃカッコいいぞ??
凪七さんってカッコ良さと男らしさのボリューム調整が出来ちゃうんですね…出すだけじゃなくて引っ込める事も出来るなんて…!確かに松本先生って知的で男らしさ全開って役じゃないもんね、本気のカチャさん凄い!キラキラレベル100UPしてるよ?そして後から知ったのですが凪七さんは専科でだいもんの同期…エモさの塊じゃないですか…
望海風斗さん流石トップスター!!だいもんもお芝居ではキラキラを隠していたんですね…そして歌が上手い!望海風斗さんは確かにトップスターで、でも朗らかな空気を感じて、それがとっても好きでした。
客席降りがあるなんて聞いてないんですけど!
後ろが通路だったので男役さんが斜め後ろに止まりまして…腰の位置高すぎません??黄色の衣装だったんだけどジェンヌさんのお名前がわからない…
通路側のお客さんと何度もハイタッチするんですよ…宝塚って接触有りなの??いいの?外界に降りてきてくれるんですね??
これが噂に聞く階段降り!!
娘役さん達カワイイ!カッコいい人美しい人がどんどん降りてくる…何が起こってるんだ…だいもんが羽を背負って降りてきてヒャー美しい!!
華やかでキラキラしててもうもう大満足。全然全部は理解出来てないんだけど凄い物見た!楽しい!
Music it my life〜♪が終わってからも頭の中でぐるぐるグルグル。
宝塚ってもっと特殊な舞台だと思ってたんです。でも違う。キラキラした部分もありお芝居がしっかりしてるし歌が上手いし…1つの舞台として素晴らしいじゃないですか…!
そして誤解していました。宝塚はトップスターが凄いんだろうと。トップスターとそれを支えるその他大勢だと。全然違う。みんな、みんな凄いんです!!
うーんと思った事としてはセットにあまりお金掛かってない?
鹿鳴館のシーンがストーリーテラーになっていて場面転換しては説明をするんだけどそれをお芝居で見たかったなって。
後から調べた話によると宝塚はお金が掛かった作品の前後で辻褄合わせをするらしいと。1つ前がファントムだもんね…権利でがっつり持ってかれそうだもんね…それか…
今考えると吉村は貧乏なのでそのセットがゴージャスでないのは正しかった気がします。
ストーリーテラーにしても1時間半で壬生義士伝やるなら仕方無いのかな。
壬生義士伝について。
宝塚のイメージと真逆の作品だと思います。
カッコいい役ではないそれがいい。それで成立させてしまう望海風斗さんって凄い。
吉村って田舎訛りだし守銭奴でパッと見て格好良い!キャー!って役じゃないんですよ。
体温があって、優しさが溢れててそこが魅力的。
多分初めて宝塚を見るならキラキラしたカッコいい!って作品を見るべきだと思うんです。個人的には。
ただ私は壬生義士伝という作品に出会えた事に感謝しているのでこれは必然って奴ですね。タイミングだもん。
あーしんどい…斎藤一の写真欲しい…とキャトルへ行ったのですが無い!なんで??私パターン違いで買うよ??Music Revolution!のブロマイドはあるのにしくしく…*2悲しみと共に向かったのは2階。
少し前からシャンテをウロウロしているので宝塚の衣装展示があるのを知ってたんですよ、前もチラッと見てたんですがトップコンビの2人を見てから見ると輝きが違う!!細っ…ウエストこれしかないの??腰の位置高すぎない脚長っ!!キラキラが凄い…凝ってるなあ…
その後星組、花組、雪組全ツ観劇、そして月組のチケット取りまして。あーさのフォトブック発売初日に購入した今日この頃です。